大半の新郎新婦が理解しないで発注している!?記録映像と当日エンドロールの違い

「一生に一度の結婚式だから、きれいに映像に残したい」

そう思っている新郎新婦様も多いのではないでしょうか。
おふたりにとって大切な1日をカタチに残すのが、写真と映像。
目に見えるカタチに残るのが写真と映像と言っても過言ではありません。最近では映像の人気が高まってきています。
自分の結婚式の映像をYoutubeやSNSにアップする方もとても増えてきています。
式場のプランナーさんでも、写真より映像が好きだという方も少しずつ増えつつあります。

「映像に残す」という手段はいくつかありますが、当日の様子を残す商品として、
『記録映像』と『当日エンドロール』があります。

これまで現場で撮影編集をしてきた中で感じてきたことが、『記録映像』と『当日エンドロール』の違いを
理解していない新郎新婦様が非常に多いということです。

『記録映像』と『当日エンドロール』という商品の理解を深めていきながら、違いについて説明していきたいと思います。

 

 目次

●一般的な挙式・披露宴の流れ

●収録分数が魅力!?記録映像商品

●当日の感動がその日のままに!?当日エンドロール商品

●記録映像と当日エンドロール、どこが違うの?

●記録映像と当日エンドロールのいいとこどり!記録ダイジェスト商品

 

 

■一般的な挙式・披露宴の流れ

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記録商品と当日エンドロール商品の説明をする前に、まずは一般的な披露宴の流れについて簡単に説明します。

① メイクルームでお支度
② 写真撮影など
③ 挙式リハーサル
④ 親族紹介・親族集合写真撮影 ※③と入れ替わる場合あり
⑤ 受付 ※挙式後受付の場合あり
⑥ 挙式
⑦ フラワーシャワーなど、アフターセレモニー
⑧ 披露宴
⑨ 送賓

上記がおおまかな流れとなります。
すべてを時間に換算すると約5~6時間になります。
それをふまえて、後述の商品についての説明をご覧ください。

 

■収録分数が魅力!?記録映像商品

 

≪全部を撮ってくれるんですよね?≫

記録商品を頼む新郎新婦様で一番よく言葉にだされるのは、「全部を撮ってくれるんですよね?」という言葉です。
はっきり言って、この解釈は大きな間違いです。
もしこのように認識しているとすれば、式場プランナーさんおよび映像制作会社担当者の説明不足です。
「全部を撮ってくれる」という言葉だけをとらえると、5~6時間の超大作になってしまいますよね。
映像制作会社によって基準はさまざまですが、大まかに記録映像は2時間前後の商品であることが多いです。
ブルーレイが販売されたとはいえ、まだまだDVDの普及率が高い時代。
DVD1枚で収録するには2時間程度が画質の劣化をなるべくおさえるための一種のボーダーラインなのです。
つまり、5~6時間の内容を2時間に短縮しているということです。
ですので、入らない部分もあるということを承知していなければなりません。
とはいえ、記録商品の最大のメリットといえば音声が入っているという点です。
来賓の方が読み上げてくれた挨拶、友人が心をこめてしてくれたスピーチ、
親御様への感謝の気持ちを綴った花嫁の手紙、緊張に包まれながらも無事に話し終えることのできた新郎謝辞など、
音声を残しておきたい部分はたくさんあります。
一般的にはこういったシーンは固定撮影されています。
逆に言えば、歓談などのシーンはカットされている場合があります。
もしも、このシーンが重要だ、絶対に撮影してほしいというシーンがあったら事前に伝えておきましょう。
心配であれば、映像担当者と直接話をさせてもらうのも手でしょう。

 

≪お客様は自分たちがいないところでゲストがどんな様子だったか知りたいんですよ!≫

以前プランナーさんから「お客様は自分たちがいないところでゲストがどんな様子だったか知りたいんですよ!」
と言われたことがあります。
もしもその理由で記録商品を頼んでいるなら、それは大きな間違いです。
基本的に記録商品は新郎新婦様を中心に撮影をしています。
例えば受付について言及しますと、挙式前であれば親族紹介や挙式リハーサルと時間帯が重なっている場合があります。
その場合は受付は撮影されない場合が多いです。(必ずしも、ではありませんのでご注意ください)
カメラマンの体はひとつです。撮影できるシーンは限られています。
もしもバリエーションに富んだシーンの撮影を望むのであれば、カメラマン2人での撮影をお願いしましょう。
撮ってほしいシーンが多ければ多いほど、お金がかかることを理解しておきましょう。

 

≪プロフィール紹介のとき、ひたすら新郎新婦しか撮ってないんです!≫

記録商品でクレームになったという話を聞いたことがあります。
内容は、「プロフィール紹介のとき、ひたすら新郎新婦しか撮ってないんです!」というものでした。
ゲストを多めにとリクエストしたのに‥ということでしたが、これも難しい要望です。
特にプロフィール紹介のときは式場によっては照明が暗いことがあったり、ゲストも表情が固かったりする場合もあります。
また、ゲストのみを撮ってもよくわからないシーンになってしまいます。
新郎新婦様もカバーしつつ、ゲストもカバーするというのは大変なことです。
収録時間が長い記録映像ならなおさらのことです。
前述した通り、シーンのバリエーションを求めるのであれば、カメラマン2人での撮影をお願いしましょう。

 

≪ゲストからのお祝いメッセージが入ってないんですけど…≫

もうひとつ、記録商品でクレーンになったという話で、「ゲストからのお祝いメッセージが入ってないんですけど…」
といったことを聞いたことがあります。
記録商品にゲストからのお祝いメッセージが入っているのがデフォルトではありません。オプションにしているところもあります。「
友人の結婚式の記録映像にはゲストからのお祝いメッセージが入っていたのに‥」と思われる方もいらっしゃいますが、
発注の際に確認が必要です。
事前にその旨、伝えておきましょう。
もし伝え済みでメッセージが入っていない場合は、遠慮なく申し出ましょう。

 

記録商品を頼む上で重要なポイントをここで一度整理しておきます。

・すべてを収録しているわけではない
・イベントが重なり、撮れていないシーンもある
・基本的には新郎新婦を追って撮影している
・ゲストもカバーしてほしい場合はカメラマン2人の商品を頼む
・ゲストからのお祝いメッセージは必ずしもデフォルトではない

 

上記内容を十分にふまえて注文をしましょう。
しかしながら、記録商品の最大のメリットは『音声が入っていること』。
そして、収録時間が長いので『より多くのシーンが後で見られること』。
あとは『最後(送賓)まで撮影していること』です。
この最後まで入っているというのは、後々大きなメリットとなってきます。重要なポイントです。

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■当日の感動がその日のままに!?当日エンドロール商品

 

≪だいたいの流れが入っているんですよね?≫

当日エンドロール商品を頼まれるお客様で一番よく言葉にだされるのは、
「だいたいの流れが入っているんですよね?」ということです。
これは大きな間違いです。
なぜならば、エンドロールにはこれを絶対入れなければいけないという決まりはないからです。
よく言えば撮影者・編集者のセンスによるところが大きい、悪く言えば撮影者・編集者に完全におまかせ状態になるということです。
当日エンドロールという商品は、その日にその場で撮影した映像をすぐに編集をして、披露宴の最後に上映をするというものです。
その日に起きたことがすぐに映像になり、披露宴を締めくくるのにとても感動的な演出です。
ポイントは『演出のための映像』ということです。
いかに伝わるつくりにするか、というところは撮影者・編集者の腕の見せどころかと思いますが、
入っていないシーンもあり得るというということを承知しておかなければなりません。
私の経験上では、親族紹介や受付は入らないことも多いです。
もしも入れて欲しいシーンがある場合は事前に伝えておきましょう。
当日エンドロールはBGM1曲で作成されますので、約4~5分の映像になります。
入れなければならないシーンが多ければ多いほど、余剰が少なくなり、1つ1つのイベントの内容が薄くなりがちになり、
ゲストも削られることも多いということはあまり想像がつかないポイントかもしれません。

 

≪最後までは入れられないんですか?≫

最近では当日エンドロールに花束贈呈までを入れる業者もいますので、
「最後までは入れられないんですか?」という要望をだされる新郎新婦様も多いです。
上記でもお伝えしたように、当日エンドロールの最大のメリットは
『その日に起きたことがすぐ映像になり、披露宴の最後にゲストに披露する』ことであり、『演出のための映像』だということです。
ですので、上映をするということがマストになります。
編集をし終えてから、DVDにするのにも15分程度時間がかかります。
安全策をとるのであれば、再入場までがベストです。
花束贈呈まで入れた場合はDVDにする時間がないので、パソコンと再生機器をケーブルでつないでの上映となります。
万が一パソコンがとまってしまった場合、再生不可能になります。
「あなたはリスクを冒してまで、どこまで入れるかを優先しますか?」と問われれば、たいていの方がNOと言うでしょう。
重要なのは、そのリスクについて理解をしているかどうかです。
おすすめは、再入場までです。先ほども申し上げた通り、BGMの長さは限られています。
たくさん入れるシーンがあればあるほど、1つ1つが薄くなり、全体的にまとまりがない映像になってしまいます。
大切なのは『長さ』よりも『ストーリー』です。あくまでも当日エンドロールは演出だということを頭においておきましょう。

当日エンドロール商品を頼む上で重要なポイントをここで一度整理しておきます。

・だいたいの流れが入っているという保証はない
・撮影者・編集者のセンスによるところが多い
・あくまで披露宴の最後に行う演出の映像だということ
・BGMの長さは限られているので、シーンが多ければ1つ1つの印象が薄くなる
・長く入れるということにこだわるよりもストーリーを重視する

 

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上記内容を十分にふまえて注文をしましょう。
当日エンドロールの最大のメリットは『その日に起こったことがすぐに映像として流れること』。
あとは、5分程度の映像なので、SNSなどにアップしやすいというところです。
披露宴に来れなかった人や、来てくれた人にも再度見ていただけるメリットがあります。
5分程度にまとまっている映像でしたら、気軽にいつでも見ることができますよね。

■記録映像と当日エンドロール、どこが違うの?

 

ここまで、記録映像と当日エンドロールについてそれぞれ説明をしてきました。
説明を読んでいただければ違いについては十分にご理解いただけたかと思いますが、再度整理をしていきたいと思います。

★記録映像と当日エンドロールの違い★

・音声が入っている、入っていない
・収録時間が長い、短い・当日上映できる、できない
・より多くのシーンが入れられる、限られたシーンしか入らない
・見やすくまとまっていてSNSにアップできる、できない

そして声を大にして言いたい最重要事項があります。

それは

当日エンドロールは記録映像の代わりにはならない!!

ということです。

記録映像の代わりに当日エンドロールを‥という新郎新婦様がいましたら、それはおすすめいたしません。
はっきり言って、代わりにはなり得ません。それぞれにメリット、デメリットがあります。
それを十分に理解した上で、なにをお願いするかということが大切です。
「とりあえず当日エンドロールをやっておけばいいか~」では、後悔することになるかもしれませんよ。
後悔しない選択をしないように、記録映像と当日エンドロールの違いをしっかりと理解しておきましょう。

■記録映像と当日エンドロールのいいとこどり!記録ダイジェスト商品

 

ここまで、記録映像と当日エンドロールの違いやメリット・デメリットについて説明させていただきました。

その上でおすすめしたい商品が『記録ダイジェスト』です。

記録ダイジェストは当日エンドロールをベースに、記録的要素をプラスした商品です。

これまでのエンドロールになかった音声を一部プラスし、長さも15~20分程度の長さになります(※各社商品により、基準は異なります)。
インターネット上でもよく言われているのが、2時間の記録映像はお願いいしたけど「結局見なかったということです。
個人差がありますので一概にそうとは言い切れません。
人によっては、よいシーンだけをダイジェスト的に見たいという方も多いはず。
当日エンドロールのデメリットである『音声』『分数』『最後まで入っていない』という点をカバーした商品です。
記録映像ほどのものはいらないけど、後日でもいいから最後まで入った映像が欲しい‥という方におすすめの商品です。
筆者も一番おすすめしたい商品です。
なお、この商品についての説明は当社基準に則っておりますので、詳しくは式場及び映像制作会社にご確認ください。

 

■まとめ

いかがでしたでしょうか?
本当に自分たちにとって必要な商品選びをし、後悔をしないようにしましょう。
一生に一度の大切な1日を、しっかりとカタチに残してくださいね。

 

yukiko

YUKIKO OTANI / FREAKYWORKSの編集・広報を担当

 

 

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